【酒蔵社長・杜氏直伝】日本酒おつまみシリーズ
さあやってまいりました【酒蔵社長・杜氏直伝】日本酒おつまみシリーズ！
今回で、第三弾となりますが、今日はお酒にも杜氏にも惚れ惚れしてしまう東鶴酒造の野中社長からとっておきの日本酒おつまみ/マリアージュレシピを教えていただきました♪
東鶴酒造さんは先代の時に廃業の窮地に立たされましたが、現オーナー兼杜氏の6代目野中保斉氏が見事に復活させた立派なお蔵なのです。
そのお酒の見事たるや・・
そして、野中社長のイケメンぶりたるや・・
この記事を読めば、絶対に日本酒沼にどっぷりハマること間違いなし！
目次
酒蔵社長・杜氏と直接乾杯♪ ハンズオンローカルSAKE
本記事を書いております私たちは「ローカルのお酒通販×つくり手とのオンライン乾杯」を掛け合わせたおうち体験型お酒通販サービスを行っております。
いわゆるオンライン酒蔵ツアーであり、おうちにいながらも地方の酒蔵の社長や杜氏さんと乾杯できちゃう、とっても素敵なサービスなんです♪
（→自分でいうな！笑）
お酒の味だけではなく、つくり手の人柄・考え方まで味わってほしい。
そんな想いでサービスを運営しております。
今回ご紹介する日本酒おつまみメニューはそのオンライン酒蔵ツアーで直接聞いたリアルなおすすめです。
日本酒マリアージュ・ペアリングとは
画像引用元：prtimes
今回の記事では、日本酒に合うおつまみについて解説していきますが、その前に！マリアージュ・ペアリングという言葉についてご説明したいと思います。
マリアージュ・ペアリングという言葉は、とてもオシャレなイメージですよね。マリアージュはフランス語、ペアリングは英語から由来するもの。
ざっくりとした言葉の意味だと、マリアージュは「結婚」、ペアリングは「組み合わせ」です。
これだけではちょっとわかりにくいので、具体的にどんな意味なのか、違いも一緒にご紹介します。
マリアージュとは
マリアージュは「結婚」という言葉以外にも、食の世界で用いられています。特にワインでよく使われている表現です。
2つの異なるものが一緒になると、新たなものが生まれる、というまさに「結婚」という言葉にマッチした表現方法ですね。
マリアージュは、A×B=Cのように、美味しさの掛け算的な要素を持っている感じです。
お酒と料理を掛け合わせると、個々にはなかった新しい味が生まれる、といった期待値の高い結果を表現する際に、マリアージュがよく使われるようです。
ペアリングとは
一般的に、ペアリングはマリアージュと比べると、もう少し柔軟な意味合いになります。お酒と料理を組み合わせて食事を楽しむといったところですね。
A+B=ABというように、それぞれの美味しさを足し合うといった感じです。
日本酒の場合、マリアージュとペアリングのどちらを使うべきか、というよりも、それぞれの銘柄に合う料理はたくさんあるので、掛け算的な組み合わせになるものはマリアージュ、広い範囲で相性が良いものをペアリングと使い分けするケースが多いようです。
その他細かいところは、下記の記事にてご紹介しておりますので、よければご参照ください♪
日本酒マリアージュ・ペアリングに関しての詳しい紹介記事はこちら
酒蔵社長・杜氏がおすすめする日本酒おつまみ 9選〜佐賀県多久市・東鶴酒造編〜
基本的な知識を理解したところで、ここからはさらに重要な情報に入ります！
今回は、東鶴酒造のお酒に合うおすすめのおつまみをご紹介します。
佐賀県多久市・東鶴酒造について
東鶴酒造は佐賀県多久市にある日本酒酒蔵で、多久市は論語の教育で有名な場所ですが、お酒造りとしても山々に囲まれたお酒造りに適した地域です。
先代の時代であった平成元年に一時休業・廃業寸前まで追い込まれたところを、現社長の野中保斉氏が平成21年に再び立ち上げられました。
立ち上げた後の苦労も人一倍。2019年には水害にも遭われ、どうしようもない状況もあったとのことですが、周りの方々の支えもあり、無事にお酒造りを再開することができています。
そんな数々の苦難を乗り越えた東鶴酒造が造るお酒は、本当に美味しいですよ。
- 東鶴酒造株式会社
- 佐賀県多久市東多久町大字別府3625-1
- 0952-76-2421
- ホームページは、こちら
野中社長兼杜氏について
元々は日本酒が大嫌いだったと公言される野中社長。
ある出逢いがきっかけで、日本酒が大好きになったとのことで、日本酒に苦手意識を持たれている方の常識を覆すような一杯を造るためにも日々努力を重ねられているそう。
では、実際にどんなお酒を造られているのでしょうか。
今回ご紹介するお酒とペアリングメニュー
今回ご紹介するお酒は下記の3つ。そしてこれらのお酒に合うおつまみを9品紹介します。
- 東鶴 蝉しぐれ スパークリング生
- 東鶴 純米吟醸生 BLACK
- 東鶴 純米吟醸生 WHITE
東鶴蝉しぐれスパークリング生のペアリングメニュー
蝉がなく夏の暑い時期にもおすすめしたいこのスパークリング生！
スパークリングの造り方は、炭酸注入型と酵母を生かしたまま瓶詰めする瓶内二次発酵の2種類ございますが、こちらは後者の瓶内二次発酵型のスパークリング。
だからこそ、生きている酵母の証として薄く白い濁りがあり、シュワシュワときめ細やかな微炭酸が特徴！
もうこれシャンパンですか？というぐらいこの日本酒は、女性にもおすすめ♪
- お酒：東鶴蝉しぐれスパークリング生
- 使用米：山田錦（等級外）
- 精米歩合：55%
- アルコール度：14度
- おすすめの飲み方：冷や（キンキンに冷やして飲むことをおすすめします）
生ハムとアボガドの甘酢レモンがけ
画像引用元：coocpad
生ハムにアボガドをくるくるっと巻いて、甘酢とレモンで味を調整すれば完成♪
比較的甘口のお酒に生ハムとアボガドが合致してさらに上質な甘味へ昇華！
さらにこのスパークリング生は最後は酸味でキレるような造り方をされているので、レモンの酸味ともマッチして最高に美味しいですよ。
焼き鳥（鶏胸肉の塩味しっかりめ）
画像引用元：kurashiru
先ほどがまるでシャンパンとの組み合わせでおしゃれにいくと思いきや、こっちは居酒屋・屋台にいる気分にさせてくれる焼き鳥とスパークリング生！
焼き鳥は塩が少し多くかかっている方が、スパークリングのシュワシュワ感とマッチしますよ♪
あー、屋台にこんなおしゃれな飲み物があればなー・・
ゴーヤのおかかポン酢
画像引用元：delish kitchen
これは非常に新しい日本酒のペアリングです。
ゴーヤの苦味と甘口のお酒が対称的な味わいだからこそ、口の中で手を繋いでくれる。
そしてこのおかかポン酢で、うまく酸味と旨味が混ざっていて、まさに苦味・甘味・酸味・旨味の四味一体を感じられるスペシャルな組み合わせです♪
東鶴純米吟醸生BLACKのペアリングメニュー
泡盛などでよく使われる黒麹で日本酒を醸した「BLACK」。
黒麹で造ることにより、普通の日本酒造りではなかなか出ないクエン酸がより出てくるのだそう。
味わいのイメージとしては、コクがあり、旨味をしっかりと感じられるお酒です！
- お酒：東鶴純米吟醸生 BLACK
- 使用米：さがの華
- 精米歩合：55%
- アルコール度：16度
- おすすめの飲み方：冷や、常温、熱燗
牛肉の赤身ステーキ
画像引用元：cook pad
イメージとしては、赤ワインに牛肉を合わせるような感じでしょうか。
しっかりとした旨味とキレのいい後味が、牛肉の旨味と脂身にうまく乗っかって切ってくれます。
赤ワインで合わせるのもいいですが、このBLACKで合わせるのもまた一興ですよ♪
ししとう豚肉巻き
画像引用元：fytte
ししとうに豚肉を巻いて、焼くだけで完成の簡単で香ばしいおつまみメニュー！
ピリ辛感と豚肉が相まった中に、このBLACKの旨味と酸味が加われば、もう言うことなし♪
生姜焼き
画像引用元：kikkoman
生姜焼きに日本酒はありそうでなかった組み合わせですが、このBLACKのキレキレ感だったら、文句ないでしょう。
生姜タレにこのコクのある旨味は相乗効果があります！
是非ともご賞味あれ。
東鶴 純米吟醸生 WHITEのペアリングメニュー
最後にご紹介したいのはこの純米吟醸生のWHITE。
先ほどのBLACKと兄弟分とも言えるこのWHITEですが、こちらは白麹で造られた日本酒。
白麹は通常は焼酎でよく使われる麹だそうですが、日本酒に使うことでこちらも同じクエン酸がよく出るように！
ただ、先ほどと異なるのはさっぱり感♪
WHITEのさっぱり感とBLACKのコクと旨味の飲み比べを是非やってほしいですね。
- お酒：東鶴 純米吟醸生 WHITE
- 使用米：さがの華
- 精米歩合：55%
- アルコール度：16度
- おすすめの飲み方：冷や、常温、熱燗
鯛のカルパッチョ
画像引用元：mizkan
まさに白ワインで合わせるようなイメージのカルパッチョですが、このWHITEはイメージ通りとても合うのです。
さっぱりした味付けのソースに、鯛のさっぱり感がとても合うこのカルパッチョに、さらにさっぱり爽快キレのいいWHITEを合わせたら、さっぱりの3乗で、超気持ちいい！
いかとセロリのマリネ
画像引用元：家庭画報
お次もさっぱりしておりますが、いかとセロリのマリネ。
みなさん、セロリは実は日本酒に合わせるにおいてはすごく優秀なんです。
あの青み癖のあるセロリに、イカの風味と食感がマリネされることでよりさっぱりに。
そして、そこにWHITEがとてーもあうあう！！
牡蠣の酒蒸しレモンバター
画像引用元：delish kitchen
さあ出てきました牡蠣ちゃん♪
日本酒に牡蠣は、秋になると恋しくなる組み合わせ。
今回は牡蠣を酒蒸しにしてそれをレモンバターで、酸味とバター感あふれるジューシーさも加わり、そこをサッと流してくれるWHITE。
涙が出そうになる絶品くみ合わせをご堪能ください！
みなさん、ここまで東鶴酒造さんがおすすめされた3種類のお酒✖︎3種類のおつまみ=9品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？
皆様のお口に合うものがきっとあると思いますし、東鶴酒造さんのお酒が皆様の日本酒の概念を崩すきっかけの一杯となることを期待しております。
それではまた次回！
酒蔵の社長・杜氏とおうちで交流するならハンズオンローカルSAKE
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